ムーミン谷の冬 (講談社文庫)

  • 講談社 (1979年11月13日発売)
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本棚登録 : 782
感想 : 84
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ムーミン谷の厳しい冬の描かれ方にこちらまで凍えそうになりました。
心細さと寒さで、私なら心が折れてしまうところです。
ムーミンは冬という季節を通してまた成長したようです。
時に厳しいおしゃまさんですが、それは見放していたわけではなく、実は見守っていたんですね。
ムーミンが初めて雪を見て触れた時の穏やかなシーンがよかったです。

春が来て、どんな音にも起きなかったママがムーミンのくしゃみで一番に起きるというのが素敵でした!
冬のムーミン谷にトリップしていた私はママの前向きさと優しさと愛にとても安心しました。(笑)ムーミンママは春の象徴のようですね。

ミィはやはり強くて元気な女の子でシリーズを読むたびに惚れ直します(笑)
みんなにちょっとめんどくさいと思われてたヘムレンさん、あれは一応理解されたのでしょうか?めそめそとサロメちゃんと楽しく旅をしてくれたらいいなと思います。
サロメちゃんかわいい!!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 児童文学/児童書
感想投稿日 : 2013年12月31日
読了日 : 2013年12月31日
本棚登録日 : 2013年12月10日

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