ことばは国家を超える ――日本語、ウラル・アルタイ語、ツラン主義 (ちくま新書)

著者 :
  • 筑摩書房 (2021年4月8日発売)
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感想 : 10
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言語の系統図を見て、非常に納得した。私が見たかったのはこういう図だった。ハンガリーとフィンランドがヨーロッパでは言語的に飛地になっていることを知った。
ヒトの長い歴史の中で、少数言語話者でありながら、一度も国を持たなかった人々の不安定さが非常によくわかる。今の中国やロシアの周辺にはそういうマイノリティたちが複数いて、私たちもその一つなんだと感じる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 言語
感想投稿日 : 2022年1月18日
読了日 : 2022年1月18日
本棚登録日 : 2022年1月12日

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