現在の世界経済の状況や経緯がよくわかり、
ギリシャ問題が大きく取り沙汰されるようにもなり
出たタイミングとしては非常にタイムリーな一冊。
金あまりにより膨れ上がった経済の収縮による不況を
財政出動でまた金あまりの状態になり、投機に資金が流れ
新たなバブルを創造し、それに加えて急激な国の財務の悪化による
ソブリンリスクが高まっている。
危機に対して正しい経済対策をうったが故に
こうした新たな危機をはらんでしまったというのが
この問題の根の深さを感じる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
教養
- 感想投稿日 : 2010年6月12日
- 読了日 : 2010年6月10日
- 本棚登録日 : 2010年6月10日
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