カミュのほぼすべての作品に貫かれている『不条理の哲学』を理論的に展開追究した作品。
彼の自由の証人としての様々な発言を徹底的に支えている立場が明らかにされている。
この作品全体のテーマは「死」であるように思うが、「死」というものが不条理といかにかかわっているのかということを、カミュはこの本の中で書いているように思われる。
カフカの作品に対する論考も載っており、文学を哲学的に考えるならばぜひ一度読むべき作品。
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カテゴリ:
海外文学
- 感想投稿日 : 2009年5月20日
- 本棚登録日 : 2009年5月20日
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