いわゆる歴史小説とは言い難い小説
安部公房らしい虚構?も満載されている
以前からいくつかの齟齬・矛盾を感じる明治維新の、やはり不条理な部分を取り上げている手腕が素晴らしい
どちらかというと榎本に批判的なトーンが大半だが
時代の抱えた数々の亀裂を描き出している
欧米の多くの国は王制からは共和制に振り切れた?が
日本は独特の流れになっている そういう曖昧性?が日本の特性かもしれない
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
文芸
- 感想投稿日 : 2022年11月12日
- 読了日 : 2022年11月12日
- 本棚登録日 : 2022年11月12日
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