『乙女の密告』赤染昌子
を読んで、アンネの日記本文を読みたくなったが、完全版を借りたものの手をつけられず、、と言った時に見かけたグラフィック版。良かったです。
本書でもわかるように、アンネの日記本文は当然ながら個人の日記。個人の経験として理解が深まる一方、俯瞰して全体像を把握するのは結構難しい。
グラフィック版は、そこを漫画として表現してくれているので、アンネが主人公でありながら全体像がわかりやすい。かつ、日記本文を引用している部分もあるため、よくあるようなアンネの伝記とは異なり、ちゃんと『アンネの日記』である。
乙女の密告でスピーチする1944年4月9日の日記は、残念ながらグラフィック版には掲載されていない。本書で導入は済んだので、改めて本文に挑みたい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年3月9日
- 読了日 : 2024年3月8日
- 本棚登録日 : 2024年3月9日
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