殺し屋が無垢な少女に出会い心を入れかえる…このパターンは殺し屋が登場人物であれば多くの小説や漫画で見られるような気がします。
かといって私が頭に思い浮かぶ殺し屋系の物語は2つしかないので、ありきたりかどうかは判断のしようがないのですが…。
新鮮って感じはしなかったのは確かですけど、だからといって飽きるような内容ではなかったです。
どんなに展開の傾向が同じ小説があったとしても、結末に至るまでの部分や設定は違うので。
その点、この小説は舞台設定がしっかりとしたものでしたので、展開は読めてしまいますが、作品の中に引き込まれてしまう、そんな魅力があったように思います。
特に最後の終わり方はとても印象的でした。綺麗な終わり方といいますか…この小説が純粋な恋愛小説なんだなぁと分かるような終わり方です。控えめ、ピュアな恋愛という点でも好印象でした。
映像作品にすると綺麗な仕上がりになりそうだと思いました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年8月18日
- 読了日 : 2011年8月18日
- 本棚登録日 : 2011年8月11日
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