告発の書、として読めた。購入した時は、ヒトラーやナチズムに哲学がどう影響したのか、という事が書かれているかと思っていたが、語られていたのは思想ではなく人についてであったように思う。それは「正しい」とか「真理」と価値付けられがちな物が、その実とても人間くさい、人の生臭さと切っても切れない関係にあること、そしてそれ故に時代や神(宗教)と人との関係などに左右される相対化され得る物であることの証左だ。
えーとつまり、今度の選挙も今一番求められる物語を紡いだ人達が勝つ、みたいなことかしら。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年10月17日
- 読了日 : 2017年10月17日
- 本棚登録日 : 2017年10月17日
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