就職するまでは分からなかったが、世間には本当に様々な仕事がある。マイナーすぎて社内ですら影が薄かったり、業務内容の「~等」に含まれるオプションが膨大だったり、なんというか、輪郭がぼんやりしているものが、案外少なくない。
36歳で求職中の主人公が、一風変わった職種を渡り歩く冒険譚。こんな仕事もあるかもな、という妙なリアリティと、仕事に対する主人公の内省が論理的で共感を覚える。が、そこに魔術的な要素が絡んできて混乱。予想のつかない展開にひきこまれ、気づけば読了していた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
働くということ
- 感想投稿日 : 2017年3月20日
- 読了日 : 2017年3月18日
- 本棚登録日 : 2017年3月19日
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