詐欺や疑獄事件などの凶悪な経済犯罪は後を絶たないけれど、著者が云うように、裏で糸を引き、巨額の金を吸い上げる黒幕が徹底的に追及されることは殆どない。
今に始まったことではない、と云ってしまいえばそれまでだが、今日もなおこうした「国家の闇」を葬ることができないのは、遠い昔から日本という国、或いは国民が行ってきた差別や略奪などの悪事が澱のように蓄積してできたものだからではないという気がしてならない。
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- 感想投稿日 : 2012年9月9日
- 読了日 : 2012年9月9日
- 本棚登録日 : 2012年9月8日
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