本書はこれまでの著者の作品の中で最高のできだと感じた。題名の通り、本書のテーマは死に関するものだ。これまでの作品のなかでも著者は死をその題材に扱っているが、正直向き合い方が中途半端に感じられた。だが、本書はかなり深いところまで掘り下げているように感じ、また登場人物達の生き様に感動も覚えた。
内容はかなりおぞましいものも含まれており、余りカタルシスを得られるものではないが、誰にでもかならず訪れる死について考えるうえでは参考になるのではないかと思う。
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- 感想投稿日 : 2013年12月31日
- 読了日 : 2013年12月31日
- 本棚登録日 : 2013年12月31日
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