2015年『小林カツ代と栗原はるみ』のその後が書いてある。これはもう、料理文化史と言ってもいい大作。
いつからみんな料理本を買わなくなったんだろう、クックパッドや動画レシピを見るようになったんだろう、という疑問が解消されました。
料理研究家(今は料理家)は雲の上の人から、会いに行けるアイドルのように身近な存在になった、という言葉にも納得。
たくさんの料理家と本が紹介され、その人のバックボーンや考え方、ポリシーなどもわかるので、自分に合う人を探す参考になります。
タイトルを見ると、レシピも載っているのかな、と思いますが、残念ながらこの本を見て作ることはできません(定点観測のために一部簡単な作り方は書いであるものの、分量は省略)。
時代の流れを見るのが好きな方におすすめ。興味があれば面白く読めますが、かなり歯応えのある本です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2022年
- 感想投稿日 : 2022年1月9日
- 読了日 : 2022年1月9日
- 本棚登録日 : 2022年1月4日
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