斬新な本。著者はイスラム教徒で「神のいる世界」に生きている人なので、ほとんどが無宗教の日本人にとっては物の見方や考え方が新鮮だった。
人は誰も生きる権利など持っていない、と言われたら厭世的な考え方なのか、とはじめは思う。
でも、そんな風に考えられたらもっとシンプルに生きられるし、いろんな肩の荷も下ろせると感じた。
63歳の学者さんなのに世の中のことにも詳しく、「推し活」の話が個人的には一番印象に残りました。
この世のほとんどのことは金儲けやビジネスに結びついている(大人の学び直しブームなど)だけだから踊らされたらいけない、いろいろ悩んでもロクなことがないからもっと寝た方がいい(少なくとも寝ている間はマイナスなことはしない)、というのは心に刻みます。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2023年
- 感想投稿日 : 2023年12月7日
- 読了日 : 2023年12月7日
- 本棚登録日 : 2023年11月26日
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