歌がにがてな人魚

  • 瑞雲舎 (2020年7月1日発売)
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感想 : 11
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むかし、とおい、南の海にあった人魚の国の学校、人魚の国で一番有名な「ブルー、ロック、スクール」に、シンシアという赤毛の人魚がいた。
シンシアは、何でも授業を上手くこなせるが、人魚にとって大切な歌は苦手。他の人魚たちは、岩の上で、金色の髪をとかしながら、きれいなこえで歌う事ができるのに、シンシアの歌ときたら、フクロウのふかいなきごえ、巨大なウシガエルのなき声のようでした。
シンシアは合唱の時は歌わず、先生の個人レッスンを受けています。それでも、シンシアは歌が上手くなりません。
ある日、歌が大好きなシンシアは、我慢しきれなくなって、歌を歌います。それが、船に乗った人間にも、歌を歌う人魚にとっても、幸いをもたらすことに。
髪をとかしながら、歌う人魚たちの絵がかわいい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 児童
感想投稿日 : 2021年7月15日
読了日 : 2021年7月15日
本棚登録日 : 2021年7月15日

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