文藝 2021年春季号

著者 :
  • 河出書房新社 (2021年1月7日発売)
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本棚登録 : 130
感想 : 13
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「エラー」(山下紘加)の大食いクイーンの話が面白かった。フードファイターの目線でストイックな生活が語られる。自分が知らない世界を覗いたドキドキ感があった。「夢のディストピア特集」では、飛浩隆×高山羽根子の対談が良かった。こうすればディストピアができるのかと感心。桜庭一樹さんの「分断されていく世界で」という日記は、2020年1月から9月までの新型コロナ禍での生活を記したもの。もう1年たつのかと思いつつ、1年前の状況を振り返るとともに、1年でこんなに生活が変わる歴史的事件に巻き込まれているのだなと再認識した。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文芸
感想投稿日 : 2021年3月11日
読了日 : 2021年3月11日
本棚登録日 : 2021年2月14日

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