頭がいい人の仕事は何が違うのか?

  • すばる舎 (2015年4月21日発売)
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この本の対象読者層は20代から30代前半のようで、私は対象外となるのですが、普段お世話になっている図書館の「新着本コーナー」で見つけたので手に取ってみました。私の所属しているグループには若い人もいるので、彼らと付き合う時に参考になればと思っています。

成長して、いわゆる「仕事ができるようになる」と言われるには、失敗にどう対処するか、普段からどのような考え方をするか、どのように目標・予定を立てるか、だと思ってきました。この本にも、それらが具体的に書かれています。

以下は気になったポイントです。

・読んだだけでは何も変わらない、成長するには、入ってきた情報を実行してみること。行動が人を変える(p9)

・期待を上回る仕事をするには、1)依頼された仕事の目的を正しく理解する、2)何が必要で、何が必要でないかを見極める、3)プラスアルファの付加価値を加える努力(p22)

・仕事の成果は、質・速さ・量、で大事だが、目的によって、何を重視すべきかの比重は変わってくる(p31)

・P(計画)で、納期から「手順」「速さ」を決める、D(実行)はP(計画)が決まってから、経験を財産に替えるために、確認と改善をする(p35)

・人に動いてもらうために伝える4つのこと、1)目的、2)具体的な行動、3)詳細、4)動機付け(p41)

・要求、クレームなどの言いにくいことは、メールではなく、電話(p61)

・頭がいい人は、どんな仕事にも着手が早い。手を付けることで、仕事への心理的な不安や抵抗が減る(p65)

・仕事を、区切りごと、作業ごとに分解する。それにより一つの作業を短時間で完結させる(p66)

・手元には必要な資料をそろえておく、相手から質問を受けた時に、根拠をもって即答する(p75)

・情報共有とは、複数の人達の仕事の効率と利便性アップのために行う、この視点がないと上手くいかない(p81)

・優先される仕事は、本来やるべき「重要な仕事」で、人に依頼された「緊急の仕事」ではない(p85)

・ミスをしない人の思考として、その場で理解できることも、知っている事も、重要ならメモを取る(p93)

・ITスキルは、自分から能動的に学ばない限り、自然とできるようになることはない(p120)

・整理整頓された環境で仕事をするということは、モノを探したり、モノを選んだりする生産性のない時間がなくなるということ(p124)

・社外人脈をつくるには、1)接待に使えそうな店を確保、2)できる人に一緒にきてもらう、3)会話を成立させるだけの知識を身につける(p171)

・自分の足で書店に行き、自分のお金で関連図書を買い、自分の時間を使って読んだ人は、自分自身のノウハウとして蓄積される(p191)

2016年2月20日作成

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス術
感想投稿日 : 2016年2月20日
読了日 : 2016年2月20日
本棚登録日 : 2016年2月14日

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