中坊公平・私の事件簿 (集英社新書)

著者 :
  • 集英社 (2000年11月17日発売)
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感想 : 39
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子供の頃、家業が傾き破産をしました。その時に、お世話になった弁護士さんの姿を見て、自分も弁護士を志し、大学に進みました。結局は夢は叶いませんでした。そんな私にとっては、中坊公平さんは理想的な弁護士さんでした。小柄で柔和な笑顔、いつも辛い方々に向ける笑顔。ただ、不合理については鬼となり徹底的に戦う。そんな中坊さんが、決して最初からそうではなかった事、人間的な部分が垣間見れて、安心をしました。そんな方に比べて、今の弁護士さんはワイドショーのコメンターやタレントまがいの行動。見るに耐えません。司法試験を通りやすくする事が正しい事なのかわからなくなります。でも、それが時代の流れでしょうね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年8月9日
読了日 : 2020年8月9日
本棚登録日 : 2020年7月28日

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