仕事の繁忙期からようやく抜け出し、久々の読書です。
いずれも中高生が主役の話が3つ。
『サクラ咲く』ある日、図書室で借りた本の中に見つけた「サクラチル」のメモ。
自分と同じ本を借りている誰かがメモを挟んだのか?メモを入れているのは誰か?そして、思い切って、自分もその見知らぬ誰か宛にメモを入れてみる。そこから始まる知らない相手との手紙のやり取り。
自分の意見をはっきり言えず、周りに流されてしまう自分がイヤで、でもなかなか変われずにいたマチが、その手紙のやり取りをする中で、少しずつ変わっていく。
自分が変わることは、周りが見えてくるということでもあるなぁとつくづく思う。
辻村さんの物語は、最後に希望があると思わせてくれる。
中高生にもおすすめです。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年5月4日
- 読了日 : 2023年5月4日
- 本棚登録日 : 2023年5月4日
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