里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く (角川新書)

  • KADOKAWA (2013年7月11日発売)
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感想 : 415
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"大量消費を推奨する成長を核とした経済で、この国は続けていくべきなのでしょうか?
エネルギーを大量に消費する生活に浸っているけど、一端立ち止まって生活スタイルも考えてみよう。
という問いかけをしている本。
もう一度、日本国内の全ての地域で、きちんと経済が循環する仕組みを考えてみよう。
都市だけではなく、地方でも、現有の自然資産、自然資源を定義しなおして、アイデア出せば、地域の経済は循環していくという事例を紹介し、国家経済についても論考している。
考えてみれば日本の国土の70%は山。荒廃した森林もきちんと人が手を入れていくことで、循環型の環境を作れるし、木材は燃料、建材など様々な用途に活用できる。
都市に暮らすことしかしらない私には目からうろこの、わくわくする話が多く、心が揺れた。"

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2018年10月28日
読了日 : 2018年10月28日
本棚登録日 : 2018年10月28日

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