Facebook×Twitterで実践するセルフブランディング

著者 :
  • ソシム (2011年5月30日発売)
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ソーシャルメディアがもたらす本質的な変化について言及していて興味深い。著者の趣旨は主に以下のようなもの。

・情報収集の場所がマスメディアからソーシャルメディアへと移っている

・クラスタという所属
嗜好の近い人々がゆるく繋がっている状態が生まれる

・情報は人を伝って伝播する
マスメディアの一方的なプッシュ型の情報提供ではなくクチコミによる伝播。個人が情報を発する状態。

・無名の有名人が登場する
マスメディア発信の全国区の有名人ではなく、知っている人は知っている、知らない人は知らない、という、有名人が登場・活躍する

・仕事でもプライベートでもなく、サードウェイという生き方
これまでの仕事、プライベートという2つのコミュニティ以外に多様なコミュニティへの所属。個人の新しい居場所の確保。

・そして、これまで以上に、個人が活躍する場が生まれる。
活躍するためには、自分の価値をネット上に蓄積していくこと。

facebookやtwitterのツールの使いこなし術等についても触れられているが、それは、個人がソーシャルな世界で活躍するための、ブランディングを目的にした場合の利用方法。

個人の活躍、ブランディングに主眼が置かれていて、今後のライフスタイルを考えるきっかけにもなる良書。セルフブランディングを確立しようと考えるかどうかは別として、冒頭の1章は読んでおいて損はない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ソーシャル
感想投稿日 : 2011年7月10日
読了日 : 2011年7月10日
本棚登録日 : 2011年7月3日

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