ヴァイオリン職人の探求と推理 (創元推理文庫)

  • 東京創元社 (2014年5月30日発売)
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本棚登録 : 621
感想 : 60
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「ヴァイオリン職人の探求と推理」というタイトルと、クラシカルなカバーイラストで、良作の予感。
ポール・アダム…作者の名前は平凡な感じだけど…
もちろん初読。

トリックとかなんとかではなく、探偵役となるヴァイオリン職人・ジャンニの人間としての円熟した魅力がとにかく楽しめる作品。

本作では63歳。もちろんヴァイオリン職人として一流で、自然豊かな土地に工房を構え、今も仕事を楽しんでいる。昔からの友人たちに囲まれ、多くの教え子に慕われ、子供たちや孫たちも時折遊びに訪れる。
心から愛していた妻を亡くしてしまったが、やはり子供や孫もいる58歳の魅力的な女性・マルゲリータとの恋の予感も。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ&警察もの・海外作家
感想投稿日 : 2022年8月8日
読了日 : 2022年7月20日
本棚登録日 : 2021年11月24日

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