図書館で借りた。
著者が1974年〜1992年までに色々な雑誌などで書いた原稿をまとめて、最後にコリン・ウィルソンとの対談をつけたもの。原稿の種類はタイトルの通り神秘学などオカルト方面になっている。
数字と魔術を結びつけていき、暦にまでつなげる話が面白い。ピタゴラスから始まりヘブライのゲマトリアなどに触れ、星占い、陰陽五行に至ることが説明されており、全世界的に数字に意味付けをさせることが行われていたことが分かる。
フィオナ・マクラウドの短編『罪を食う人』を読んでみたくなった。ケルトに関係し寒々しい雰囲気があるらしい。
東洋思想がアメリカで話題になっていた時期の話も載っていた。ドラッグなどと同列に扱われていた感じがして、もう少し当時の様子を知りたく思った。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
怪奇/怪物
- 感想投稿日 : 2010年1月3日
- 読了日 : 2010年1月3日
- 本棚登録日 : 2010年1月3日
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