ハクスタブルシリーズ1作目。
シリーズ1作目ということもあるのか、今後のヒロイン、またはヒーローになりそうな人物たちの紹介も兼ねている作品になっていて、ちょっと気が散ってしまい、ヒーローとヒロインのロマンスに、集中できなかった。ストーリー展開としても、イマイチ盛り上がりに欠けてたかなぁ…という印象。
ヒロインは、ハクスタブル家の次女、ヴァネッサ。ヒーローは彼女たちの後見人にあたるリンゲイト子爵エリオット。
エリオットが姉のマーガレットに求婚するつもりだと察した彼女は、他に想い人がいる姉の為に、彼に対して自分からプロポーズするという大胆な行動に出ます。
それにしても、この姉弟(姉3人+弟1人)の、自己犠牲精神というか、結束の固さはなかなか凄いなーと感心してしまいました。
ヒロインに関しては、ちょっと感情移入はできませんでしたが、愛情の形は様々(家族・友情・恋愛)だとしても、大切に思う相手に対して献身的になる姿には、好感が持てたかな。
シリーズ次回作への伏線たっぷりで、気になる終わり方だったのが、もどかしいです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ロマンス小説
- 感想投稿日 : 2013年4月29日
- 読了日 : 2013年4月23日
- 本棚登録日 : 2013年4月14日
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