六七一年十月、天智天皇の弟大海人皇子(天武天皇)は王位継承を断わり吉野に隠棲。翌月、天智の子大友皇子は大海人を討つべく五人の重臣と盟約を結んだ。天智後継の座をめぐる壬申の乱の発端である。天智は大友かわいさで大海人を疎外したのか。大友は絶えず後手にまわり敗れ去ったのか。王位継承をめぐる対立はなぜ大規模な戦争に発展したのか。通説を再検討し、古代最大といわれる攻防のドラマを再現、その歴史的意義に迫る。
戦の進展を時間で追って行く方法と後世の関ヶ原戦とイメージを重ねる書き方であり、
歴史紀行書という位置づけがいいかもしれない。
同様の書に「応仁の乱」「観応の擾乱」があるが、その人気に便乗しただけの一冊という感じ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本史
- 感想投稿日 : 2019年5月4日
- 読了日 : 2018年6月4日
- 本棚登録日 : 2018年5月22日
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