なぜ日本人は学ばなくなったのか (講談社現代新書 1943)

著者 :
  • 講談社 (2008年5月16日発売)
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本棚登録 : 745
感想 : 116
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古典文学や哲学・教養書等に触れる機会が滅多にない現役大学生としては耳に痛いことばかり述べられている本です…。良書を読みたいという気持ちはずっとあるものの何を読んだらいいのかわからないという消極的な姿勢に活を入れられた感もありますし、何よりあとがきの小学生の年間平均読書量200冊以上という事実にもの凄い恥ずかしさを覚えさせられたりもしました。いずれにせよ自分の基盤となるオリジナルの人生哲学を読書によって得たいのであれば、相応の気骨と気迫と何より畏敬の念を持って目の前の書物に当たれという教えの他、諸々ためになったのは確かです。齋藤先生の文章はやっぱり読みやすいなあ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2010年5月24日
読了日 : 2010年5月24日
本棚登録日 : 2010年5月24日

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