5人それぞれ異なる立場からの話が聞けて面白かったです。
日本はこれから数十年、放射能を背負って行かなければならない、どう放射能とうまく付き合っていくか、というのが印象的でした。また、海洋汚染の賠償もおそらくしなければならない、数年後に子供に病気が出てくるかもしれない。政治家や官僚や東電、メディアなどが複雑に絡み合っている…憎しみがこんこんと込み上げてきます(特に上杉氏の話をきくと)が、僕ら国民が原発を容認してしまっていたところもあるし、みんなが関係している事故です。つらい現実がたくさんありますね。
少なくともこれからの世代によりよい日本を残すために、自分らの子供たちのために、という視点を持って行こうと思いました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
鷲田清一
- 感想投稿日 : 2011年11月6日
- 読了日 : 2011年11月5日
- 本棚登録日 : 2011年10月25日
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