Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2013年 10/3号 [雑誌]
- 文藝春秋 (2013年9月19日発売)
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感想 : 6件
表紙の指揮官をはじめ、今季ビッグクラブに就任した5人の「戦術家」の特集から、まぁ監督というお仕事について。
だが今号の圧巻は、木村元彦氏のオシムのノンフィクション。サッカー協会が抱える民族的な問題から、FIFAによる加盟資格停止処分を受けたボスニア。その状況を打開すべくUEFA、FIFAが指名したのがオシムだった。正常化委員会委員長として精力的に、穏健に行動し続けるオシムの人間性によって、やがて状況は少しずつ動きはじめる――。
壮絶な話だった。民族問題からくる溝は、日本人には中々理解できないところで、それらの国では幼少から植えつけられ染み込んでる。困難なタスクだったが前進できたのは、間違いなくオシムの実績と人間性。
やっぱり凄い人だったオシム。日本にきてくれてあらためてありがとう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
football
- 感想投稿日 : 2013年10月6日
- 読了日 : 2013年10月5日
- 本棚登録日 : 2013年10月6日
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