発見された貴重な本、サラエボ・ハガダーにまつわる物語でした。物語は本の保全修復家のハンナが、その過程で得た本にまつわる手がかりと、その手がかりがどうして本に残されたのかが描かれる歴史物語とが、交互に描かれます。
知的好奇心を刺激される、とても面白い物語でした。特に、サラエボのユダヤ人ローラの物語が、心に残りました。
全体的にとても満足度の高い内容でしたが、ハンナの最後の物語がスパイ小説のようだったのが少し残念でした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年11月20日
- 読了日 : 2021年11月20日
- 本棚登録日 : 2021年11月20日
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