Piece (6) (フラワーコミックス)

著者 :
  • 小学館 (2011年7月26日発売)
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本棚登録 : 353
感想 : 25
4

ここ最近イチオシの少女漫画です。
雑誌でみかけて気になっていて、こないだいっきに1~6巻まで読み通したら、やっぱり面白かったので。
芦原妃名子先生の作品は「砂時計」だけ知ってましたが、こういう話も書くのかと、いい意味で予想外でした。

主人公の須賀水帆は、19才にして乳癌で亡くなった高校の同級生・折口はるかの葬式で、はるかの母親からある人探しを頼まれる。
この人探しを通じてはるかの謎を解くことがストーリーの主軸となっているが、感情表現が下手で他人にあまり興味を示さない水帆が意識改革していく姿や、人探しに関係する高校時代の友人等キャラクターのとてもつくりこまれた描写が、ストーリーをより読み応えのあるものにしていると思います。
水帆や成海に顕著ですが、キャラクターたちはみんな多少なりとも不器用で、「しょうがないなぁ」と思いつつ見守ってあげたくなります。

この巻では(成海の過去など)明かされる謎もありつつ、(礼美の関係など)また新たな謎も生まれ…7巻が楽しみです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2011年11月4日
読了日 : 2011年11月4日
本棚登録日 : 2011年11月4日

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