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- / ISBN・EAN: 4580189026962
感想・レビュー・書評
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低所得者用住宅に母親と妹と暮らす15才のヒロインは学校には通わず、酒とタバコとダンスの日々。周りには毒を吐き続け、母親と身の回りに向ける狂犬のような怒りが凄まじい。母親が付き合っている男が優しくて身を任せるが妻子持ち。10代の閉塞感と繊細さ、貧困が凝縮された独特のテイストです。タイトルの「フィッシュタンク」って、何を言っているんだろう。
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イギリスの貧困階級モノだが、
主人公が女の子ってのが珍しい。
現実から抜け出せない感じとか
リアル。だと思う。
救いようのない感じは、
いつも通り。 -
制作年:2009年
監 督:アンドレア・アーノルド
主 演:ケイティ・ジャーヴィス、マイケル・ファスベンダー、カーストン・ウェアリング、ハリー・トレッダウェイ
時 間:123分
音 声:英:ドルビーデジタルステレオ
ミアを取り巻く環境は劣悪だった。住んでいるのは労働者階級のアパートで、隣人たちは粗暴な上に、家族は昼間から酒を飲む母親と、口汚く罵ることを覚えてしまった妹。
彼女自身、やり場のないフラストレーションから、常に周囲とトラブルばかりを起こしている。
唯一、自分を素直に表現できるものはダンスだけ。
ある日ミアは、台所を上半身裸でうろつき回る母親の友人コナーと出会う。
コナーはミアたちの生意気さを意に介することなく、自然と家族の中に入り込んでくる。
初めて自分をきちんと扱ってくれる大人の男性に魅かれてゆくミア。
そんなある日、“女性ダンサー募集”の広告を目にした彼女は、コナーの応援も受けて、挑戦を決意するが…。 -
劣悪な環境で生きる少女のお話
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「かつて“15歳”だったすべての人へ」
ミア(ケイティ・ジャーヴィス)を取り巻く環境は劣悪だった。
住んでいるのは労働者階級のアパートで、隣人たちは粗暴な上に、家族は昼間から酒を飲む母親と、口汚く罵ることを覚えてしまった妹。彼女自身、やり場のないフラストレーションから、常に周囲とトラブルばかりを起こしている。唯一、自分を素直に表現できるものはダンスだけ。
ある日ミアは、台所を上半身裸でうろつき回る母親の友人コナー(マイケル・ファスベンダー)と出会う。コナーはミアたちの生意気さを意に介することなく、自然と家族の中に入り込んでくる。初めて自分をきちんと扱ってくれる大人の男性に魅かれてゆくミア。
そんなある日、“女性ダンサー募集”の広告を目にした彼女は、コナーの応援も受けて、挑戦を決意するが……。 -
イングランド、エセックスの片田舎、低所得者向けの集合住宅に暮らす15歳の少女は、一人空室に忍んでダンスに興じる。シングルマザーの母親は働くそぶりなく男をくわえこみ、小学生の妹は紫煙くゆらせ周囲を口汚く罵る。自身もまた飲酒憚らず、その鬱屈したダンスは、けして昇華されることがない。あげく、そんな閉塞感から脱するべく決意した"目標"も、その間違いを諭してくれる大人は誰もなく、むしろ、無関心に背中を押してくれた母親の愛人に淡い恋情を抱かされる。底辺青春物語の、よくある話である。さても、この映画、演出がなかなかにくい。今時珍しいスタンダードサイズ(4:3)の画面が、まさしく一個の小さな水槽然として、目の前に置かれてあるのである(例え映画館のスクリーンだとしても、クジラが泳ぐには小さすぎる)。それは視聴者の映画への没入を拒否しているようで、あくまで部外者として、その物語を覗き込むことしかできないもどかしさを際立たせる。そう、やがて遠くウェールズへと旅立つ少女と少年は、その水槽の外ではなく、奥へと消えていくのだ。(主演のケイテイ・ジャーヴィスはこの映画のためにスカウトされた地元の少女である。駅のホームで彼氏と罵り合ってたところをスカウトされたという。)
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15歳のミア。学校に行かず、すぐに男を連れ込む母と、小さい妹。父親はいない。ダンスが好きだが、あちこちでぶつかってばかり。
不器用に生きていくミアを描く。 -
「17歳の肖像」を思い出した。
マイケル・ファスベンダー素敵。
ミアって名前いいなぁ。 -
欧州白人社会の下町って色彩が薄くて救いようが無い。その夢も希望もない切実な街の描写がアメリカのそれとは大きく違う。この映画も救いがあるようでないね。苦しい映画です。