幼馴染の菜加には拾い癖があった。犬や猫、果てはアルマジロなど処理に困るものばかり拾ってくるのだ。いつも後始末は恭平の役目。恭平はいつも、「猪突猛進」という言葉を地でゆくかのような菜加の言動に振り回されてばかりいる。そんな菜加がまたしても拾ってきたのは―人間の子供。渋谷の雑踏で置き去りにされたのを見て連れてきたのだというが、この行為がのちに恭平の友人・忍や菜加の弟・克己を巻き込んだ上、あんな結末を迎えるなどとは、このときの恭平には予想すらできなかった! 『せん‐さく』『転落』の著者が新たに放つ、青春ミステリの快作。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2013年4月2日
- 読了日 : 2007年3月11日
- 本棚登録日 : 2013年4月2日
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