大満足。ただの山岳小説ではないのが良い。
もちろんエベレスト登頂を目指す本格山岳小説ではあるのだが、史上初のエベレスト登頂の証拠品のカメラの謎を追うミステリーであると同時に、物語の大半は一人の天才クライマーに魅せられた男の、壮絶なまでの自己の内面との対話だ。
その自己の内面との対話が実にリアル。
物語のクライマックスも、間延びすることなく一気に終息。映画みたいな出来すぎの終わり方ではあったが、そこがまたいい。
2016/11
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年11月3日
- 読了日 : 2016年11月3日
- 本棚登録日 : 2016年11月3日
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