不幸なる芸術・笑の本願 (岩波文庫 青 138-5)

著者 :
  • 岩波書店 (1979年10月16日発売)
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岩波文庫
柳田国男 不幸なる芸術・笑の本願 

「笑い」「ヲコ」「ウソ」など言葉の使い方が時代とともに変化していることを検証した本


著者にとっての「笑」は、俳諧的であり、高笑いを微笑に入れ替えることにより、笑って人生を眺め、もの静かに笑って生きること


俳諧的とは
人を憐れみ、その立場からこの世を見ようとし〜志を同じくする者の協調と連結とを要すること


著者の日本語を理解できない部分があった。「笑わん」とは 笑うこと?笑わないこと?「笑われる相手」は 笑われる人? 笑われる人の相手の人?






強い者の自由に笑う世は既に去った〜強いて大声で笑おうとすれば人を傷つけ、また甘んじて笑いを献じる者は〜苦汁をなめる


俳諧について
*和歌が古体に復る時代が来ようとも、俳諧ばかりは 古臭い、凡庸ということが 即ち滅亡である
*俳諧の真意は突兀であり、転換であり、また対立であって、むしろ尋常単調の間に現れてこそ人を興がらしめる





















































読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年7月31日
読了日 : 2023年7月31日
本棚登録日 : 2023年7月31日

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