岩波文庫
柳田国男 不幸なる芸術・笑の本願
「笑い」「ヲコ」「ウソ」など言葉の使い方が時代とともに変化していることを検証した本
著者にとっての「笑」は、俳諧的であり、高笑いを微笑に入れ替えることにより、笑って人生を眺め、もの静かに笑って生きること
俳諧的とは
人を憐れみ、その立場からこの世を見ようとし〜志を同じくする者の協調と連結とを要すること
著者の日本語を理解できない部分があった。「笑わん」とは 笑うこと?笑わないこと?「笑われる相手」は 笑われる人? 笑われる人の相手の人?
強い者の自由に笑う世は既に去った〜強いて大声で笑おうとすれば人を傷つけ、また甘んじて笑いを献じる者は〜苦汁をなめる
俳諧について
*和歌が古体に復る時代が来ようとも、俳諧ばかりは 古臭い、凡庸ということが 即ち滅亡である
*俳諧の真意は突兀であり、転換であり、また対立であって、むしろ尋常単調の間に現れてこそ人を興がらしめる
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年7月31日
- 読了日 : 2023年7月31日
- 本棚登録日 : 2023年7月31日
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