堀田善衛 「方丈記私記」
方丈記を個人的に解釈した本。私記とは言え、かなり違和感がある
著者は 鴨長明を ジャーナリストのように捉え、死の直前には 拠り所の仏教すら批判したとしている。著者が目付けしている文章をつなげると そう見えなくもないが、少し強引な論理構成に思う
方丈記の「終わりが始まり」という無常思想を度外視しているように感じる。方丈記の結論が 仏教否定となると、方丈記に 思想的価値はないということになるのでは?発心集との関係性も説明できないし。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年1月4日
- 読了日 : 2021年1月4日
- 本棚登録日 : 2021年1月2日
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