みんなのためのルールブック ―あたりまえだけど、とても大切なこと

  • 草思社 (2004年10月21日発売)
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本棚登録 : 461
感想 : 48
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 アメリカの小学校教師であるロン・クラークさんが、荒れた学級を立て直した50のルール。世界的なベストセラーになった『あたりまえだけど、とても大切なこと』の、ルールの部分を取り出して絵本のようにまとめてある。最近このような形のものがいくつか出版されているが、その草分け的な存在だと思う。
 はじめのほうは「相手の目を見て話そう」「だれかがすばらしいことをしたら拍手をしよう」「しかられている人のほうを見ない」といった生活上の具体的なルールが書かれているが、ルール㊹からは、生きる上での心のルールだ。「信じるもののために立ちあがろう」「前向きに生きて、人生を楽しもう」
 そして最後のルール㊿は「きみのなれる、もっともすばらしい人間になれ。」とある。それまでの「~しよう」でなく「なれ」という強い命令口調が心にしみる。
 元気が出ないときに、このルールを思い出すことがある。自分ができるせいいっぱいのことをしよう、と思える。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス・自己啓発
感想投稿日 : 2021年5月22日
読了日 : 2021年4月29日
本棚登録日 : 2021年5月22日

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