おどろきの中国 (講談社現代新書)

  • 講談社 (2013年2月15日発売)
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感想 : 111
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いろいろと「おどろき」ました。
中国は3回旅行しましたが、その時に感じた疑問のいくつかが解決しました。
2013年2月に出版されていますが、台湾問題なんかは、橋爪先生の予言通りに推移してますね。

本書で触れられる日中関係等の近代史の解釈は納得できない人もいるでしょうが、
それ以外の中国についての話は誰しも一読の価値ありです。

巷に溢れる中国評は、現在の利害だけを強調し、危機を煽るようなものばかりで辟易します。
中国は反日教育をしてる、と言う。
なら日本の教育はどうか。日本史を選択したら、世界史は選択しない…というのは常識ですしね。

そのような論法に欠けているのは、現在を歴史の流れの中で捉える視点と、相手の立場に立って物事を捉える視点です。

目先の利害に思考が居着いてしまっては、国益などは考え及ばなくなってしまうでしょう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 地理・歴史
感想投稿日 : 2014年5月16日
読了日 : 2014年5月16日
本棚登録日 : 2014年3月8日

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