35年くらい前の猪飼野の女性たちの声を写真(白黒)とともに紹介している。書題から勝手にいわゆるハルモニ世代の苦労話の声で編まれているのかと思っていたんだけど、読んでみると20代・30代の若い声ばかりだった。日本に渡ってきてその後のハルモニたちの苦労話もあるだろうけど、日本の現代(といってもちょっと前で韓国の民主化もまだの時代)を生きる若い世代も中身は違うけど在日ならではの、また民族性にこだわるからこその悩みや苦しみがある。でもそれに負けずに立ち向かっていこういう真面目さが感じられる声ばかり。書中で語っていた女性たちは35年くらいたった今、どうしていることだろう。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2019年11月24日
- 読了日 : 2019年11月24日
- 本棚登録日 : 2019年11月24日
みんなの感想をみる