非常に実用的な摂食障害についての本。対象関係論の考え方を下敷きに、とても細やかに書かれていると感じた。良書だと思う。
摂食障害は入院治療じゃないと治らない、との考えに基づき、収められている論文もさることながらナースとの連携体制についても書かれていてかなりいい。
個人的に心に残ったのは、介入が治すのではなく(まぁ最終的には抑うつポジションの分析にかかっているわけだけども)、枠が患者を守る、治療枠を守ることがTh,Clを守るのだ、という点。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
対象関係論
- 感想投稿日 : 2011年11月16日
- 読了日 : 2011年11月15日
- 本棚登録日 : 2011年11月15日
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