今を生きる思想 エーリッヒ・フロム 孤独を恐れず自由に生きる (講談社現代新書)

  • 講談社 (2022年11月17日発売)
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感想 : 13
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『愛することは受動的に落ちることではない。能動的な行為である。』

社会心理学者フロムを学ぶ入り口に。もしくは過去に読んだ彼の作品を振り替えるのに最適な本です。

私の場合は、
『自由からの逃走』
『悪について』
『愛するということ』
こちらを読了してからこの本に望んだので、一部知っているくだりも登場します。
それに、『人間における自由』からの引用が加わり知識を整理してくれました。
100ページでここまでの体型を、読みやすくまとられる。長年研究されてきた岸見一郎さんの尽力の賜物です。

一見見た目は同じような人間関係にみえても、
それが共生依存なのか、互いに自立しているのかで、違う。創造的かどうかが異なる。
見えるだけの情報で人を判断しないように!

警句のように刺さるフレーズが多いです。
本腰を据えて読むよりも、時折本棚から出してさっと読み直して心を改めたい。そんな一冊ですね。



読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年3月8日
読了日 : 2023年3月8日
本棚登録日 : 2023年3月5日

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