なるほど、外山滋比古さんの初期の一冊なんだ。と気づいた一冊でした。
その理由の1つは書き方です。
シンプルに、テンポよく読ませる書き方が売りだと思っていたのですが、この本では、少し歩みが遅くなる印象。あれ?別の人の本かなと思ってしまいました。
その後の本にも通じる考えがあるので辛うじてわかった、という印象です。
もう1つ。これは御本人ではなく、編集の課題です。
本の中でもエディターという話題が出てきますね。一貫性がうまく感じられず、ここでこのテーマになる理由は??と頭をひねることが数回ありました。一部読み飛ばして読了です。
ライフワークに関する本だ、と事前に構えていたからかもしれません。多様な文化論の本、と思えばもう少し取り組めたのかも。
外山さんの荒削りな初期作品、というのが私の位置付けです。
これから彼の作品に手を出そう、という方には別の本をオススメします。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年6月12日
- 読了日 : 2021年6月12日
- 本棚登録日 : 2021年6月12日
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