図書館でタイトルが目に入ってきた作品。
借りずに図書館で一気読みしました。
カラスがもしもいない世界だったらどうなるか?というIfの話を、
生態系
神話
文化人類学
などなど、幅広く語る本です。
一読した感想は、
「この本を書いている作者さん、楽しそう〜」でした。
確かに、アカデミックな視点で読むと、カジュアル書かれた空想の世界に指摘が無数にありそうです。
ですが、これまた面白く書いているんですよね。カラスの代わりになりそうな動物シリーズ!とか、サッカー好きが、「今年のJ1の選手で最高のイレブンを作ってみたら?」のようなワクワク感を覚えました(ちなみに私はそこまで鳥に詳しくないので、置いていかれている方です)
最終的には、生態系の均衡が崩れると予期しない結果を生むので、カラスといえど邪険にしないでね、というメッセージを読み取りました。
レイチェル・カーソンの古典、沈黙の春も、このタッチで書かれていたら、今の時代より日の目を浴びるかもしれません。不謹慎でしょうか?
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2024年4月15日
- 読了日 : 2024年4月15日
- 本棚登録日 : 2024年4月15日
みんなの感想をみる