もしも世界からカラスが消えたら

著者 :
  • エクスナレッジ (2023年12月27日発売)
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本棚登録 : 161
感想 : 11
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図書館でタイトルが目に入ってきた作品。
借りずに図書館で一気読みしました。


カラスがもしもいない世界だったらどうなるか?というIfの話を、

生態系
神話
文化人類学 

などなど、幅広く語る本です。

一読した感想は、
「この本を書いている作者さん、楽しそう〜」でした。

確かに、アカデミックな視点で読むと、カジュアル書かれた空想の世界に指摘が無数にありそうです。

ですが、これまた面白く書いているんですよね。カラスの代わりになりそうな動物シリーズ!とか、サッカー好きが、「今年のJ1の選手で最高のイレブンを作ってみたら?」のようなワクワク感を覚えました(ちなみに私はそこまで鳥に詳しくないので、置いていかれている方です)

最終的には、生態系の均衡が崩れると予期しない結果を生むので、カラスといえど邪険にしないでね、というメッセージを読み取りました。

レイチェル・カーソンの古典、沈黙の春も、このタッチで書かれていたら、今の時代より日の目を浴びるかもしれません。不謹慎でしょうか?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年4月15日
読了日 : 2024年4月15日
本棚登録日 : 2024年4月15日

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