MMTとは何か。
MMTは貨幣は負債であるという説明から始まる(これはグレーバーの負債論と同じ理論だ)。国の予算の財源は税金ではなく貨幣という負債を発行することなのだと言う。
だからといって国は無限に貨幣を発行してお金を使い続けるわけではない。大量の国債を発行しても返せず破綻するということはないが、インフレが進み過ぎることで破綻することはありえる。MMTは決してすごい量のお金を刷れるというわけではなく、どれくらい刷れるのかという点においては様々な考え方があるようだ。
MMTは劇的に国家財政のあり方を変えるというよりはもっと根幹の国と貨幣の関係を変える理論なのだと思う。公共事業を生み出し国家が雇用を用意するなど、コロナ禍において重要性が増していると思われるがはたして。。。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
経済
- 感想投稿日 : 2021年1月10日
- 読了日 : 2021年1月10日
- 本棚登録日 : 2021年1月6日
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