十三人の刺客

著者 :
  • 小学館 (2010年2月15日発売)
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本棚登録 : 61
感想 : 12
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原作というわけではなく、こちらは「シナリオ(オリジナルの)をもととしながらまったく新たに書き下ろした」とのこと。三池監督によってリメイクされた作品と、微妙に設定の違いがあるようだけど、ま、大筋には変わりはないよう。暴虐のかぎりをつくす明石十万石藩主松平斉宜。将軍の弟であり、次期老中の座が決まっている斉宜には、幕閣からも手は出せない。そこで老中筆頭より内々に斉宜暗殺の命がくだされる。御目付役島田新左衛門のもとに12人の武士が集まり動き出す。シナリオがもとのせいか、堅い武家言葉も流れるように入ってきて、読むリズムがつく。「おのれ猪口才な」って、おお、こんなふうに使うのね、ってな感じ。わかりやすい筋なので、読みやすくおもしろかった〜♪次は映画だ!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2010年9月20日
読了日 : 2010年9月26日
本棚登録日 : 2010年9月20日

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