2011年に日本へ帰化されたキーン先生の80年代に書かれたものが中心のエッセイ。これだけ読みやすく明晰な文章を外国の方が書かれたなんて日本人として恥じ入るばかりである。キーン先生は日本のお正月がお好きなんですね。谷崎や三島らとの交流を描いた章はかなり貴重だ。谷崎、女友達しかいなかったのか…。三島が鍛えた体を誇示するためプールサイドで寝そべっていたが水に入るところを見たことはなかった、という文章でちょっと笑ってしまった。体は鍛えたけど泳げなかったのか?ユーモアを交えつつ亡き友・三島を偲ぶキーンさんが切ない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2016年8月20日
- 読了日 : 2016年8月20日
- 本棚登録日 : 2016年8月20日
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