アンチノイズ (新潮文庫 つ 17-5)

著者 :
  • 新潮社 (1999年3月1日発売)
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本棚登録 : 362
感想 : 37

ロック好きで、バンドを組んでいた男が、区役所の騒音測定の仕事をしている。音の地図づくりが趣味となり、梵鐘の聴こえる地域などを調べてまわる・・・
こういう展開だがら、「音」が重要な役割を果たしている。離婚という事態に向かっている調律師の友人、妻とのピッチ感のずれが、その原因だという。
音の感覚の鋭さは、音楽も生業とする作者ならではのもの。
辻仁成らしさがよく出ている作品。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2010年10月26日
読了日 : 2010年10月25日
本棚登録日 : 2010年10月25日

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