俗世から自分を断ち切ろうとするが、最後は奥さんとの時間を求めたというのが人間っぽい。
どれだけ模写をして、自分を無くそうとしても、やっぱり失うことができない感情は残っていたんだよね。
それこそが人間だと仏様も許してくれるはず。
トリックだったり、推理小説を主軸に置いていた人はイマイチだったのかもしれないが、この情緒を省みることができた人は作品を面白く感じたと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2022年9月11日
- 読了日 : 2022年9月11日
- 本棚登録日 : 2022年9月11日
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