女のからだ――フェミニズム以後 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店 (2014年3月21日発売)
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本棚登録 : 260
感想 : 21
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ひとくちにフェミニズムといっても、立場や手法、語彙に行動や運動のやり方、かなり多様であること、一様であり得ないことがはっきりとわかる。
中絶ないし、自分のからだという「やっかいな」問題だからこそ、それはなおさら。

ツイッターその他でなんちゃってフェミニストを貶めて溜飲を下げる前に、まずは歴史を知ることから始めるべきだろう。それが良識ある人間のすることだと思う。

わかりやすく読みやすい本でもある。第二次フェミニズムについて主に触れられているが、序でそれ以前の歴史についても整理してあるので、最初に読む本としても問題はない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 専門書
感想投稿日 : 2015年4月4日
読了日 : 2015年4月4日
本棚登録日 : 2015年4月4日

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