ハーバードの 人の心をつかむ力

  • ダイヤモンド社 (2021年12月15日発売)
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ハーバードの人の心をつかむ力 という文言に惹かれて購入。EDGEを獲得した数名を紹介していく流れ。参考になる点は大いにあった・しかし、一つ一つの話が長く、読むのが億劫になっていた。
EDGEのサイクルを回すことで、自分らしさをみつけ次のステージへいけるのではと思った。まずは自分の過去と向き合いたいと思う。
アシュトン・カッチャーさんの言葉は今後の人生において大切にしたい。

以下読書メモ
・エッジを作り出すとは
→不利な形勢を逆転し、独自の強みに変えることを指す
・EDGE
E→相手を豊かに(エンリッチ)
D→楽しませる(ディライト)
G→こちらから望む方向に誘導する(ガイド)
E→以上の流れを繰り返し、努力を惜しまない(エフォート)

・名言:ロバート・ルイス・スティーヴンソン(作家)
→「人生では強いカードを揃えればいいだけではない、弱い手札でどう勝負するかだ」
・どんな弱い手札であっても、他人にどういわれようと関係ない。新たな信条を
→「未来は今よりよくできるし、私にはそうするだけの力がある」

〇Enrich
・ノーベル賞の不公平の話
→自分の価値をどのくらい認識してもらえるかに固執する
 →実際にもたらす価値を軽視・忘れてしまう
・飛びぬけた才能だけ磨けばいい(自信のあるスキルだけ。あとはそこそこでもいい)
・自分の基本材料を見極める(強み・弱み)
◇トーマス・ワトソン(IBM創業者)
「私は天才ではない。ただ、いくつか得意なこともある。そして、できるだけその得意な分野から離れないようにしてきた」
◇チャーリーマンガー(ウォーレン・バフェットの右腕)
「自分に適正がある分野を見つけなさい。自分には適正がない分野で、人と勝負しようものなら、あなたの負けは確実」
→自分の基本材料は何か(能力の範囲内で戦っていく)
→弱みを知ったうえで強いところ(自分の適性があるところ得意なところ)で戦っていくことを意識する
・自身の経歴・独自のストーリーも基本材料の一つ
→自分の植えられた部分を過小評価しない
→そこがだめなら競争率の低いところで勝負する
・あまり混雑していないところを探す
→それがわかったら、経験不足の状態からその道のプロデューサーに進化しよう

〇Delight
・準備しすぎは無用の長物
→準備しすぎはかえって身動きができなくなる
→相手を楽しませられなくなる
(鶏のコンタクトの話。トッドのソフトウェア金額決められない話)
・相手に合わせて無理をしていると、大きな悪影響を及ぼす
→素の自分で楽しませる。不自然であると相手は警戒する

〇Guide
◇アシュトン・カッチャー(アメリカの俳優)
「周囲の人たちに何か一つしたら、その次は自分のために何か一つする」
→人のためにすることは大切だが、自分の人生を豊かにすることも忘れることなく、バランスをとることが大切だ
・ありのままの自分をだすとは・・
①自分と他者を比べるのではなく、自分の中のさまざまな自分を比べてみる
②「人生は韻を踏む」ものだということ(繰り返し起こる状況、成功と障害物の類似点)
③人生で繰り返されるパターンが見えてきたら、絶対的なものを求めるのではなく方向性を見つる(正しい方向と間違った方向を区別する)
・人はそれぞれ光り方が異なるダイヤモンドである
→自分に様々な面があり、それが見ている人に対してどのように輝いているのかを把握すること(自分の輝いている部分を見てもらえるように他者を誘導する)
・相手があなたに対する固定観念をいっそう強めてしまえば、あとからその考えを覆すには多大な努力を要する
→主導権をにぎるためにも、こちらから伝えることを心掛ける
★過去を振り返る
・どんな失敗をして立ち直ってきたか
・過去と向き合うために年代風に振り返ってみる
・一番ダメなことは「過去を振り返らないこと」
 →自分を説明できないと、勝手にレッテルを張られる

〇Effort
・エッジをつくる前に、まず、あなたのこれまでの恨みや後悔を手放すこと
→リシャブの話 恨みを手放す
→コツ:もともと不利なカードしかない。人生は公平でないと自覚すること
→がんばり プラス

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス書
感想投稿日 : 2022年8月15日
読了日 : 2022年8月12日
本棚登録日 : 2022年6月25日

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