遥かなる星の流れに 下 (C・NovelsFantasia か 1-18 デルフィニア戦記 18)

著者 :
  • 中央公論新社 (1998年12月1日発売)
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感想 : 70

デルフィニア戦記、十八冊目。いよいよ本編最終巻。
タンガの国王を打ち取ったデルフィニア軍勢とは別に、単身サンセベリアに赴き、説得に励む宰相ブリクス。さすが老成した宰相。
そんなブリクスの奮闘中、タンガ国王が打ち取られて終わりかと思ったら、そう言えばバカ息子いたね。すぐに挑発に乗ってあっさり首を取られますが。
後を継ぐのは随分とマシな青年のようなのでこちらは解決。
残るはパラスト。
陣営に裏切り者がいたために思わぬ苦戦を強いられることになったデルフィニア軍勢。そりゃもうヘンドリック伯爵もアヌア候も老体に鞭打って頑張っておりました。
パラスト国王はリィにやられた恐怖で引きこもりでしたが、とうとう城から逃げ出して、それでもしつこく姦計をめぐらせて悪あがきします。ところがいきなり空からリィが最終通告を行ったら降伏せざるを得なかったようで。
リィはみんなに黙って帰るつもりだったから、その姿を見せることによっていい別れになったと思います。
本編読み終わってしまいましたが、まだ外伝あるので、そちらを楽しみにひとまず面白かったと言っておきます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2019/10
感想投稿日 : 2019年12月29日
読了日 : 2019年10月11日
本棚登録日 : 2019年4月6日

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