シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と銀の守護者 (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店 (2013年12月28日発売)
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本棚登録 : 283
感想 : 21
5

シリーズ13巻目。
・・・13巻にもなってたんだ!銀砂糖をめぐるアンたちの旅ももうすぐ終わりも迎えますね。ラストが楽しみなような寂しいような、複雑な気分です。続きが気になるけれど、終わってしまうのも残念なような・・・でも楽しみではあります。毎巻楽しく読ませてもらってます!

人間王と妖精王で取り決めた誓約を叶えるため、シャルとアンは最初の砂糖林檎の木を求めて秘密裏に旅に出る。銀砂糖の未来のため、銀砂糖の幸福を待つすべての者(人間も妖精も)のため、そして何より自分たちのために「最初の砂糖林檎の木」へと急ぐ2人。そして、たどり着いたその場所でアンとシャルは三千年もの長い間を生きてきた銀砂糖妖精筆頭と出会い、彼を納得させる銀砂糖の作品を作ることになり・・・。

このシリーズは読み始めたら一気に読んでしまう。この物語の世界に引き込まれてしまうかのようにね。
序盤で不安を煽りつつ、中盤の指輪のシーンでちゃんとキュンキュンさせてくれる(笑)そして、更なる試練の連続にドキドキわくわくさせられ、今まで細かに張っていた伏線もきちんと回収して物語の筋を通し、ラストの過去との邂逅で心をほんわかした優しい気持ちにさせてくれる。泣きそうになったわ!
アンの母親エマについては謎が多い人だったのでこの巻でそれが分かってスッキリしました。まさかあそこから伏線を張っていたとは。
でも、まだ気になる所で終わっているので、もう少しシュガーアップルの世界を楽しめそうです。続きが出るのを楽しみに待っておこうと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビーンズ文庫
感想投稿日 : 2014年1月9日
読了日 : 2014年1月9日
本棚登録日 : 2013年12月4日

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